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第36回日本神経免疫学会シンポジウム発表の報告(2024年10月4日@富山)

2024年10月4日 富山市で開催された第36回日本神経免疫学会(富山大学脳神経内科教授 中辻裕司大会長)のシンポジウム「神経変性疾患に対する免疫療法の現在と未来」で、漆谷教授が「ALSの抗体治療の開発現状」のタイトルで講演をしました。金沢大学の小野先生、西多賀病院の長谷川先生、QST/大阪公立大の樋口先生のお話から、アルツハイマー病、パーキンソン病、タウオパチーはすでに治験まで進みBench to Bedsideが実現しつつあることを実感しました。一方ALSは、まだまだBench dataが多く、ビハインド状態でありますが、ALSでもついに、変異SOD1蛋白質に対するモノクローナル抗体の治験がカナダを中心に始っており着実に前進しています。滋賀医大で進行中のTDP-43タンパク質に対する治療抗体の開発状況についても紹介しました。