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脳神経内科について

教授ごあいさつ

滋賀医科大学 内科学講座 脳神経内科 教授 漆谷真滋賀医科大学 内科学講座 脳神経内科 教授 漆谷真

滋賀医科大学 脳神経内科のホームページへようこそ。2016年7月1日に滋賀医科大学旧第3内科より神経内科が講座として独立し、初代教授として漆谷が着任、教授1名、講師1名、助教3名、医員3名の計8名のチームでスタートしました。外来、入院患者数の増加とともにスタッフも増え、2018年現在、教授1名、病院准教授1名、学内講師1名、助教3名、医員5名の11名が日々診療と研究に従事しています。

脳神経内科専門医数も着任時は5名でしたが、現在9名(関連講座を合わせると12名)となり、滋賀県随一の脳神経内科チームに成長しています。さらに2018年8月1日には日本神経学会の決定を受け、診療科名を脳神経内科に名称変更し、「脳神経系を診る内科」であることをより明確化しました。

脳神経内科といえば従来は「難病科」としてのイメージが定着していましたが、近年脳梗塞、神経免疫疾患、パーキンソン病、てんかんなどに対して新たな治療法や薬剤が次々と導入され、また認知症も新たな病態が次々と明らかになるとともに、てんかん(非痙攣重積や自己免疫性てんかん)や正常圧水頭症、内科疾患に伴う認知機能障害など、「治る認知症」の重要性も再認識されています。さらに神経リハビリテーションは今後の発展が大きく期待されており、脳神経内科を取り巻く状況はここ数十年でダイナミックに動いています。 その一方で筋萎縮性側索硬化症(ALS)や脊髄小脳変性症、認知症などの神経難病は、残念ながら真に有効な治療法はなく、対症療法とケアが中心となります。しかしこれら神経変性疾患においても、病態が次々と解明され、根治治療につながる標的が見えてきました。我々もALSの原因蛋白質が病原構造を取るメカニズムの解明、異常蛋白質に対する抗体を用いた新たな治療法の開発、幹細胞移植によるモデル動物の組織再生や遺伝子治療など、多くの成果を上げています。また脊髄小脳変性症に対する独自の集中リハビリテーションや、ALSに対する2件の医師主導治験の分担実施施設にも選定されるなど、神経難病医療を積極的に進めています。

このように脳神経内科の診療対象は、急性期疾患から神経難病までをカバーする専門的な知識と経験が、さらに合併症管理には一般内科としての技量も必要です。超高齢化社会を迎えた現在、脳神経内科専門医の需要はこれまでになく高まっています。滋賀医大脳神経内科は「地域医療を維持する責任」と「大学ならではの世界レベルの脳神経内科診療と研究の両立」の実践をモットーに日々、診療、研究、教育に邁進しています。そして高度な診断スキルと最新の治療を駆使し、患者と家族に寄り添う診療を常に心がけています。脳のダイナミズムへの興味、神経難病を克服したいという純粋な志、そして速やかな診断と治療によって精神変容や麻痺が劇的に改善する脳卒中をはじめとする神経救急への感動を共有する 同志が集ってくれることを心から望んでいます。



2018年8月吉日

滋賀医科大学 内科学講座 脳神経内科

教授  漆 谷   真