新難病法の施行とともに指定難病数の大幅な増加されましたが、この制度を難病患者やご家族の安心に結びつけるためには、難病中核病院と地域病院やかかりつけ医、さらに在宅診療に関わる多職種の地域連携と情報共有が不可欠です。滋賀医大神経内科は「神経難病」を三大項目に掲げています。この度滋賀・京都の難病実地診療に関わる多職種の連携フォーラムを設立し、中核病院、かかりつけ医、在宅チームからの様々なテーマでの講演をいただき、その情報共有を通じて日々の制度運用や難病医療への活用の場を提供することを目指しました。
初回となる今回は、京都市の神経難病連携の取り組みについて難病相談員の瀬津幸重様より、近年ALSの進行抑制効果において大変注目されている高カロリー栄養療法について我が国独自のパラメーターを発表された都立神経病院の 清水俊夫先生、神経内科医として神経難病の在宅医療に対する精力的な取り組みで全国的にも有名な難波玲子先生にご講演いただきます。地域診療、かかりつけ医としてご活躍の先生方には有用な機会ですので、是非ご参加頂きますようお願い致します。
尚本会は、日本医師会生涯教育講習会として1.5単位が付与されます。
日時 2017年5月27日(土) 18:30-20:20
場所 ホテルグランビア京都 5階 古今の間
セッション1
京都市中京区在宅医療センター 地域連携室 難病相談員 瀬津 幸重 様
「京都市における神経難病の在宅医療・介護連携の状況~地域の難病ネットワーク構築への取組み~」
セッション2
東京都立神経病院 脳神経内科 部長 清水 俊夫 先生
「ALSにおける治療戦略-栄養療法UPDATE」
セッション3
クリニックなんば 院長 難波 玲子 先生
「神経難病の在宅医療における課題と留意点」