沿革

 滋賀医科大学は1975年に開学し、1978年に繁田幸男教授により内科学第三講座が開講され、糖尿病内科を中心とした講座で腎臓グループ、神経グループとして研究チームが設立されたことが始まりです。1987年に神経グループが診療チームとして独立しました。創立当初は安田斎(前滋賀医大看護学科教授)を初代神経グループ長とし、その後前田憲吾(現ヴォーリズ記念病院 副院長)、続いて川合寛道(現JCHO滋賀病院 部長、滋賀医科大学・地域教育診療拠点・准教授)をグループ長として活動して参りました。2016年7月1日、旧第3内科から神経内科が独立し、内科学講座神経内科として講座が設立され、初代教授として漆谷 真が着任しました。

 滋賀県唯一の大学の脳神経内科チームとして、県域診療に貢献するとともに、研究面で数々の優れた業績を挙げ、特に糖尿病性ニューロパチーの病態解明やウイルスベクタを用いた神経疾患の遺伝子治療や再生治療研究において、国際的に高い評価を得ています。今後はさらに研究分野を拡充し、筋萎縮性側索硬化症や認知症を始めとする神経難病、脳血管障害や神経生理学的手法を用いた臨床研究を中心に臨床、研究活動を広げてゆきたいと考えています。

集合写真