脳炎・髄膜炎

主要な病気の解説

脳炎・髄膜炎

どんな病気?

◆脳に細菌やウイルス、結核菌などが侵入すると脳炎髄膜炎という感染症をおこします。脳の表面を覆う髄膜に感染が及ぶと頭痛、吐き気・嘔吐と発熱が出現します。首を横に振ると(イヤイヤの格好)頭痛がひどくなり、まぶしさや音がつらいという症状も特徴的です。脳に及び脳炎を起こすと、話が通じなくなったり、けいれんを起こしたり、ひどい場合は意識を失い昏睡状態となることもあります。原因として細菌感染や炎症、また自己免疫性脳炎といって本来外敵を攻撃するための仕組みである免疫が自らの脳を敵として攻撃してしまう病気が注目され、原因である自己抗体が次々と見つかっています。病気早期の診断と治療開始が何よりも重要です。血液検査はもちろん、背中から針を刺して(腰椎穿刺)脳脊髄液をとり、感染の原因について検査をし、脳のMRIの検査を行います。そして原因ごとに異なる治療を、速やかに開始する必要があります。

◆脳炎の診断と治療は、急を要するとともに極めて専門性が高いため、脳神経内科専門医の受診をお勧めします。 

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脳神経内科【外来】

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